ミュージック・マガジン2005年3月号に、『鈴木いづみセカンド・コレクション4 エッセイ集2 ギンギン』の書評が掲載されました。
(……)SFやGSについてのエッセイ、大瀧詠一、山崎春美、所ジョージらとの対談を収めたもので、あけっぴろげな文体の中に鋭い指摘が多数。
- 松岡正剛の千夜千冊 第九百四十三夜『鈴木いづみコレクション』(全8巻)
おそらく鈴木いづみは、すべての女の文芸と女のマン
ガの先鞭をつけたのである。
いづみ以前、少女マンガはたいしたものがなかった。
いづみも少女マンガなんて気が抜けたシャンパンか、指
を突っ込んで顔を破りたいぬり絵と思っていた。とくに
女の文学にはまったくキャンプなものがなかった(キャ
ンプについては第695夜参照)。キャンプがなかった
らパンクもありえないし、アヴァンポップもありえない。
- 書評 an・an 2004/6/23日号
評者・豊崎由美さん
'70年代のサイケデリック・クイーン再来。
言葉の奔流に、彼女の速度を体感する。
普遍的に流れる時間への違和感、生の淵を覗きこむ恍惚と不安、親に代表される大人たちへの嫌悪感。
鈴木いづみの作品に通底するこれらのテーマは、時代を超えて若い魂を狙い撃つ。(抜粋)
- 『鈴木いづみセカンド・コレクション2 SF集 ぜったい退屈』書評
朝日新聞朝刊(2004年3月28日) 評者/三浦しをんさん
愛を求めてSFの旅 さすらう無気力な若者たち
作中に漂う力強い諦念と、プラスチックみたいな透明な明るさが、切実で美しい。(抜粋)

- 『an・an 』(2004/6/23日号)

- 『朝日新聞朝刊』(2004年3月28日号)
- 『ViVi』(2001/5月号)
- 『ダ・ヴィンチ』(2001/5月号)
- 『クレア』(1999/10月号)
- 『オリーブ』(1998/2/18)
- 『anan』(1998/4/17)
- 『ダ・カーポ』(1998/2/4)
- 『伊豆新聞』(1998/2/1)
- 『デジタルカメラマガジン』(1997/2/4)
- 『フィガロ』(1997/6/5号)
- 『読売新聞』(1996/12/11)
- 『京都大学新聞』(1995/1/16)
- 『Quick Japan』(1994/9/27創刊号)
- 『SPA!』(1994/3/9)
- 『クレア』(1992/12月号)
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