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書名

阿部薫2020 僕の前に誰もいなかった

著者
大友良英、他=著 
定価
2,700円+税
判型・造本
四六判変形、上製、320頁
ISBN
978-4-89257-125-1

夭折のフリージャズサックス奏者・阿部薫。 阿部の音楽は、21 世紀をどう「生き延びる」のか――大友良英、不破大輔など、現代の音楽シーンの第一線で活躍するミュージシャンら総勢 43 名が<阿部薫は何をし、何をしようとしていたのか>を語り、考察する!

 

執筆者: 大友良英、不破大輔、柳川芳命、吉田隆一、橋本孝之、纐纈雅代、吉田野乃子、沖縄電子少女彩、剛田武、大谷能生、 ペーター・ブロッツマン、クリス・ピッツィオコス(以上、ミュージシャン)、スズキコージ(画家)、田中啓文(作家)など 

 

 「『お前らに殺されてたまるか!』阿部薫があの世でこの本を読んだらきっとそう叫んだに違いない」……大友良英

 

装幀 佐々木暁

(2020年12月中旬発売予定)

 

☆2020年、阿部薫のCD、続々と発売されています☆  
北海道での未発表ライヴ音源、渋谷での未発表ライヴ音源、3枚組BOXセットが発売!!
『19770916@AYLER. SAPPORO』 阿部薫 2020年04月15日
『LIVE AT JAZZBED / ライヴ・アット・ジャズベッド』
高柳昌行・阿部薫・山崎弘 2020年04月29日  
『STATION '70 / ステーション '70』高柳昌行&阿部薫 2020年05月27日  
『完全版 東北セッションズ 1971』 阿部薫 2020年09月20日  

 


あの人は天才ですから(一九七八年、『週刊朝日』より)
ある一時期……彼は、わたしの宗教であった(一九七九年)

ーー鈴木いづみ

 

目 次

A Short Letter to Kaoru Abe  b
阿部薫への短い手紙 ペーター・ブロッツマン
序 大友良英

 

耳をすませば沈黙の音 (silent)

『阿部薫タイジ』 清水博子
阿部薫のソロインプロビゼーション 田中啓文
1978年7月7日の阿部薫〜以来断ち切れぬ影 柳川芳命
音楽以上の何か 橋本孝之
アートの奇跡 sara
阿部薫の音楽についての断想 奈良真理子
阿部薫の亡霊に取り憑かれて 畠山地平

 

私の好きなアルバム (record)

『ラストデイト』 五十嵐広樹
『19770916@AYLER, SAPPORO』 イギー・コーエン
ジャズサックス奏者としての阿部薫を味わい尽くす 石井和雄
1971年東北ツアーの記録 金子泰久
阿部薫の3枚 笹山皆樹
『ラストデイト』 定淳志
『彗星パルティータ』とか Dicekex
『LAST DATE』 伊達伯欣
ロックを聴いて育ってきた Tucci
アンビエント、阿部薫 宮本隆
『STUDIO SESSION 1976.3.12 』 吉田野乃子


生きている音。それが音だから。

それしか、出すつもりねえし。 (sound)

幻想の東京 1978-2020 ナカムラハジメ
俺は加速している 秋山徹次
超 阿部薫現象 纐纈雅代
阿部薫 不破大輔
阿部薫について 川島誠
阿部薫にまつわる断章 横井一江
阿部薫の楽器と技法について 吉田隆一
楽器の無意識について 大谷能生


特別中の特別なアルバム紹介 (record-2)
特別中の特別≠持つ表現者・阿部薫の3枚 高良俊礼
『なしくずしの死』『北』『19770916@AYLER, SAPPORO』

 

スペシャル (special)

阿部薫さんを聴いて 沖縄電子少女彩
阿部薫へのオマージュ クリス・ピッツィオコス
私は阿部薫やデレク・ベイリーが苦手だった 杉本拓
阿部薫の他国への伝播と影響 齊藤聡
地下アイドルとしての阿部薫 剛田武

 

制作者またはレコ屋の話 (produce)

もう一つの解体的交感 斉藤安則
阿部薫 関根豊
マイナーなネットワークがつなぐ阿部薫の音 沼田順
阿部薫の『モノ』と『価値』 塙耕記
知識として貯蔵できない音 高良俊礼

 

メモリアル (memorial)

阿部薫という出来事 長嶋康郎
『びーどろ』の夜 奈良明
アベ・マリア スズキコージ  
小野好恵さんへの便り 阿部薫 
阿部薫のこと…… 鈴木いづみ
  
 執筆者紹介
 編集後記 大島彰

 

☆好評既刊☆

阿部薫1949 - 1978 増補改訂版  定価 3,500円+税

伝説に包まれ、29歳で夭逝した天才アルトサックス奏者の生と死とその屹立する音の凄まじさを、五木寛之、中上健次、村上龍、原潤A浅川マキ、大友良英、坂田明、山下洋輔、近藤等則、坂本龍一、若松孝二、芥正彦、副島輝人他67人が語る異色評伝。【増補:阿部薫インタビューby阿部真郎】

 

ぼくは誰よりも速くなりたい 阿部薫
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鈴木いづみ×阿部薫 ラブ・オブ・スピード  定価 2,000円+税

伝説の作家とジャズミュージシャン、時代を駆け抜けた最速のカップル

 

速度が問題なのだ 鈴木いづみ

 

【本文より】
村上春樹や村上龍、僕とか山田詠美のエッセンスって、じつはすでに鈴木いづみが70年代に書いていたようなものなんだよね・・・高橋源一郎
鈴木いづみのSFには、ノスタルジーではなく“いま”がある・・・大森望
作中に漂う強い諦念と、プラスチックみたいな透明な明るさが、切実で美しい・・・三浦しをん
阿部薫は極北にひとりで立っていた・・・町田康
鈴木いづみさんは、そこにいるだけで危機感に充ちていた・・・田原総一朗
こんなふたりが一緒にいたのか!?[…]天才が出会って結ばれたのか……うぅ映画みたい!・・・新藤風
【インタビュー】他人の三倍くらい自由に生きたふたり  若松孝二[聞き手/平沢剛]
【鈴木いづみ写真館】荒木経惟【阿部薫写真館】南達雄
【鈴木いづみ×阿部薫】大友良英/山中千尋/加部正義/戸川純/あがた森魚/近田春夫/与那原恵/佐藤江梨子/今野勉/四方田犬彦/平井玄/原雅明/騒恵美子他

 

 

 

 

 

阿部薫(アルトサックス、他)

1949年5月3日、神奈川県川崎生まれ。父の影響でジャズに親しみ、ほぼ独学で楽器をマスターした。高校を2年で中退、横須賀基地で黒人たちとジャム・セッションを展開、すでにフリーフォームだったという。
68年19歳。川崎「オレオ」にてデビュー。
69年20歳。芥正彦と出会って晩年まで親交を深める。
70年21歳。高柳昌行ニューディレクションとして注目された後、ソロを中心とした演奏活動を全国各地で展開する。アルト1本で先入観のリセットを迫るような激しい演奏は、商業シーンとは別のところで心酔するファンを生み続けた。
73年24歳。鈴木いづみと出逢い結婚、魂のぶつかり合いのような関係を生涯続けることになる。
78年9月9日、急性胃穿孔のため死去。
彼を題材にした小説に、稲葉真弓「エンドレス・ワルツ」、映画に、若松孝二の同名作品がある。

 

書評一覧

日本経済新聞2021年1月21日夕刊「目利きが選ぶ3冊」で書評掲載されました。(評者:陣野俊史氏)
サンデー毎日2021年2月21日号「今週の新刊」で書評掲載されました。(評者:岡崎武志氏)