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書名

アルクトゥールスへの旅

著者
デイヴィッド・リンゼイ=著 中村保男・中村正明=訳
定価
3,300円+税
判型・造本
四六判、並製、500頁
ISBN
978-4-89257-102-2

マスカルは恒星アルクトゥールスへの旅で

此岸と彼岸、真実と虚偽、光と闇を超克する……

リンゼイの第一作にして最高の長篇小説!

 

改訂新版

 

書容設計 羽良多平吉

 

(2013年1月28日発売)

著者詳細

デイヴィッド・リンゼイ(David Lindsay 1876-1945)

1876年、ロンドン生まれ。スコットランド人の父とイングランド人の母を持つ。スコットランドの旧家リンゼイ一族に連なる名門の家系であったが、生活は苦しく、大学進学を断念して保険会社に勤務する。38歳のとき結婚したのを機に、コーンウォールの田舎に暮らし、執筆活動をおこなうようになる。大作である第一作『アルクトゥールスへの旅』をこの地にて書き上げ、以後、『憑かれた女』や『スフィンクス』『ド・メイリイ氏の冒険』などを世に問うたものの、正当に評価されなかった。1945年、死去。その後、対立しあう<二つの世界>を思弁的に描いた作家として高く評価されている。

 

[翻訳]中村保男 1931 年東京生まれ。東京大学文学部卒業。訳書に、J・G・バラード『結晶世界』(創元SF文庫)、アンソニー・バージェス『1985年』(サンリオ文庫)などがある。

中村正明 翻訳家。訳書に、コリン・ウィルソン『文学の可能性』(共訳)、ボウルズ『氷河期の「発見」』、アーグエイエス『マンダラ』、ロックスパイザー『絵画と音楽』他。

 

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