書籍詳細


amazonで購入する
amazon.co.jp
書名

陰欝な美青年

著者
ジュリアン・グラック=著 小佐井伸二=訳
定価
3,200円+税
判型・造本
四六判、320頁
ISBN
978-4-89257-112-1

海辺のヴァカンスにおける無為と倦怠を、ひとりの美青年の登場が、 不安とおののきに変貌させる

― 彼は、一体何者なのか?

謎に満ちた構成による、緊張感溢れる傑作!

 

デザイン 黒洲零

(2015年4月30日発売)

著者詳細

ジュリアン・グラック

1910年仏西部のサン=フローラン=ル=ヴィエイユ生まれ。ナントの高校で教鞭を取りながら執筆活動をおこない、1938年、 『アルゴールの城にて』で作家デビュー。アンドレ・ブルトンに賞賛される。第二次世界大戦で動員されるが、捕虜となり解放 される。1951年、『シルトの岸辺』を発表、ゴングール賞受賞作に選ばれるが、受賞を拒否。著作に『森のバルコニー』(1958) 『半島』(1970)など。2007年、老衰のため死去 。

 

翻訳 小佐井伸二

1933年生まれ。作家、フランス文学者。京都大学文学部フランス文学科卒。青山学院大学名誉教授。1962年、「雪の上の足跡」で芥川賞候補。訳書にジョルジュ・シムノン『重罪裁判所のメグレ』(河出書房新社)、モニック・ウィティッグ『女ゲリラたち』(白水社)など。

 

書評一覧

6月14日の東京/中日新聞に書評掲載されました。