気がつけば、奴隷。
人はもっと自由に生きられるはずだ。
私の《自由》は、私の自由。
世界文学における最高傑作『カラマーゾフの兄弟』。
なかでも『大審問官』の章は、宗教とは何か、自由とは何か、権力とは何かを考
えるとき、必読の書とされてきた。
解説『大審問官の大問題』──松岡正剛 ロシア語原文収録 新訳
「大審問官の話は、世界文学における最高傑作の一つであり、どれほど賞賛しても賞賛しすぎることはない」(フロイト)
「詩劇『大審問官』は、ドストエフスキーの思想の精髄であり、現代における権力と自由の問題を照明する予言的なひびきをさえもっている。」(江川卓)