書籍詳細


amazonで購入する
amazon.co.jp
書名

兵士の報酬

著者
ウィリアム・フォークナー=著 加島祥造=訳
定価
3,500円+税
判型・造本
四六判、並製、484頁
ISBN
978-4-89257-081-0

第一次大戦後、記憶を喪失し、アメリカに帰還した空軍傷痍兵。故郷の婚約者、戦争未亡人、町の人々の憐憫と確執の果てに……

 

20 世紀アメリカ文学の巨匠であり、南部アメリカを舞台とした斬新な小説を生み出したウィリアム・フォークナー。第一次世界大戦からの帰還兵の絶望を荒々しくもみずみずしいタッチで描いた長篇第一作が改訳新版で登場します!

 

書容設計 羽良多平吉

 

(2013年3月発売)

著者詳細

ウィリアム・フォークナー(William Faulkner 1897-1962)

1897年、アメリカ・ミシシッピ州に生まれる。第一次世界大戦ではイギリス空軍に加わるが、終戦になり、戦場に出ることなく除隊。帰郷後はミシシッピ大学に入学するが退学し、その後は職業を転々としながら詩作や書評の執筆をおこなっていた。1926年、初の長篇小説『兵士の報酬』を出版。終の住処であるミシシッピ州オックスフォードがモデルの架空の土地を舞台とした「ヨクナパトーファ・サーガ」は後世に大きな影響を与えた。代表作は『八月の光』『サンクチュアリ』など。1962年没。

 

[翻訳]加島祥造 1923 年東京・神田生まれ。早稲田大学英文科卒、カリフォルニア州クレアモント大学院留学。フォークナー、トウェインをはじめ、数多くの翻訳・著作を手がける。1993 年「老子」に出会い、『タオ ヒア・ナウ』(PARCO出版)を出版。信州・伊那谷に独居し、詩作・著作のほか、墨彩画の制作をおこなう。著書は『タオ 老子』(筑摩書房)、『伊那谷の老子』(朝日文庫)など。

 

書評一覧