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書名

草地は緑に輝いて

著者
アンナ・カヴァン=著 安野玲=訳
定価
2,500円+税
判型・造本
四六判、上製、276頁
ISBN
978-4-89257-129-9

破壊を糧に蔓延る、 無数の草の刃

 

氷の嵐、炎に縁取られた塔、雲の海に浮かぶ<高楼都市(ハイシティ)>――

中期傑作短篇集、本邦初訳

 

Anna Kavan Collection

書容設計 羽良多平吉

 

(2020年1月下旬発売)

著者詳細

アンナ・カヴァン(Anna Kavan 1901-1968)

1901年、フランス在住の裕福なイギリス人の両親のもとにヘレン・エミリー・ウッズとして生まれる。1920年代から30年代にかけて、最初の結婚の際の姓名であるヘレン・ファーガソン名義で小説を発表する。幼い頃から不安定な精神状態にあり、結婚生活が破綻した頃からヘロインを常用する。精神病院に入院していた頃の体験を元にした作品集『アサイラム・ピース』(40) からアンナ・カヴァンと改名する。終末的な傑作長篇『氷』(67)を発表した翌年の1968年、死去。

 

翻訳 安野玲

1963年生まれ。お茶の水女子大学卒業。訳書にジーン・ウルフ『ナイト』『ウィザード』(以上、国書刊行会)、スティーヴン・キング『死の舞踏』(筑摩書房)、フィリップ・リーヴ《移動都市クロニクル》全4巻(東京創元社)、ジョー・ヒル『怪奇日和』(共訳、ハーパーコリンズ)などがある。

 

書評一覧

『THE NIKKEI MAGAZINE STYLE Ai Ai MAIL MAGAZINE vol.214』(3月6日)に書評掲載されました。(評者:山崎まどか氏)
読売新聞朝刊(3月8日)に書評掲載されました。(評者:村田沙耶香氏)
『ダ・ヴィンチ』4月号「注目の新刊情報」で紹介されました。
日刊ゲンダイ(3月10日)、日本経済新聞夕刊「目利きが選ぶ3冊」(3月5日)(評者:小谷真理氏)、GIZA・G’s BOOK REVIEW(評者:鳥澤光氏)、『本の雑誌』4月号の「新刊めったくたガイド」(評者:大森望氏)、西日本新聞(3月21日)(評者:河野聡子氏)に掲載されました。
読売新聞朝刊文化面記事「閉塞感・孤独感が魅力 英作家アンナ・カヴァン 翻訳相次ぐ」(4月23日)で紹介されました。
日本経済新聞夕刊(5月28日)に掲載の「読書日記」(執筆:藤井光氏)で紹介されました。
『週刊エコノミスト』6/23号「読書日記」(評者:楊逸氏) で紹介されました。