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書名

へんてこな この場所から

著者
桜井鈴茂=著
定価
1,800円+税
判型・造本
四六判、296頁
ISBN
978-4-89257-115-2

「奪い返すんだ、おまえが知らず知らずのうちに奪われてきたものを」

待望の最新短篇集。

 

「怒りを持って書いているというスタンスに共鳴します。 しかし、彼のほうがより内省的……言い換えれば、日本文学界のジョイ・ディヴィジョンだ」中原昌也

「これらの小説はぼくの風景に色と匂いをつけてくれる。最高だ」曽我部恵一

 

<目次>

夜はサンクチュアリ

しらふで生きる方法

2011年3月のわたしたち夫婦は

恋をしようよ

新しい家族のかたち

長い夜

ドロー

誰にだって言いぶんはある

転轍機

My Wife and Me in March 2011 (Translated by Chikako Kobayashi)

 

オビ解説文 矢野利裕

装幀 堀川達也

カバー写真 星野有樹 

 

(2015年12月3日発売)

著者詳細

桜井鈴茂

1968年北海道生まれ。札幌市近郊の田園地帯で育つ。大学進学にともない首都圏へ。98から00年にかけては京都市に在住。バンドマン、バイク便ライダー、カフェの店員、郵便配達員、祇園のスナックのボーイ、小料理屋店長、ベンチャービジネス専攻の大学院生、水道検針員など、さまざまな履歴を経たのち、2002年に『アレルヤ』(現在は双葉文庫)で第13回朝日新人文学賞を受賞。著書に『終わりまであとどれくらいだろう』(双葉文庫)、『女たち』(フォイル)、『冬の旅』(河出書房新社)、『どうしてこんなところに』(双葉社)。

 

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