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インタビュー ジョン・フォード
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書名

インタビュー ジョン・フォード

著者
ピーター・ボグダノヴィッチ=著 高橋千尋=訳
定価
2,800円+税
判型・造本
四六判、並製、318頁
ISBN
978-4-89257-070-4

サイレントからトーキー、カラーまで、ハリウッドの歴史とともに生きた映画監督ジョン・フォード。「インタビュー嫌い」で知られたジョン・フォードに、若き日のピーター・ボグダノヴィッチが取材し、構成した伝説の名著。

映画批評家時代のピーター・ボグダノヴィッチの質問に晩年のジョン・フォードがユーモアたっぷりに答えたインタビューに加え、フォード最後の西部劇作品となった『シャイアン』の撮影現場にボグダノヴィッチが取材し、ジェイムズ・スチュアート(俳優)、ジェゼフ・L・マンキーウィッツ(映画監督)などの関係者へのインタビューをまじえて構成したレポート、ボグダノヴィッチによるジョン・フォード論、さらにはフォードの全監督作はもちろん、出演作や演出を手伝った作品までも含む貴重なフィルモグラフィを収めた豪華な一冊。

 

『荒野の決闘』『わが谷は緑なりき』などの名作から、フィルムが現存せず見ることが出来ない初期作品まで、貴重なスチールや撮影風景の写真を70点以上収録。

 

著者詳細

ジョン・フォード

1895年生まれ。高校卒業後、俳優の兄を頼ってハリウッドへ行き、助監督となる。間もなく監督に昇進し、1924年の『アイアン・ホース』で第一線監督となり、快進撃を続ける。1935年の『男の敵』でアカデミー賞を初受賞、1939年の『駅馬車』、1940年の『怒りの葡萄』などの不朽の名作を送り出した。アカデミー賞受賞作は6作品、ニューヨーク批評家賞受賞作は4作品にのぼる。代表作は『荒野の決闘』、『黄色いリボン』、『ミスタア・ロバーツ』、『捜索者』など。

ピーター・ボグダノヴィッチ

1939年生まれ。50年代に俳優としてテレビ・舞台に出演。若い頃は年間400本を鑑賞するほどの映画狂で、60年代には映画批評を書き始める。1968年に『殺人者はライフルを持っている!』で監督デビュー、『ラスト・ショー』(71)、『ペーパー・ムーン』(73)などの監督作品がある。共著書に『オーソン・ウェルズーその半生を語る』(1995年/キネマ旬報)、『映画監督に著作権はない』(フリッツ・ラングとの共著)(1995年/筑摩書房)、『ハリウッド・インプレッションー映画、その日その日。』(1991年/フィルムアート社)など。

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