アンディ・ウォーホルが現代美術の枠を超え、メディアの寵児となった1960年代を克明に綴った自伝。抽象表現主義から、ポップアートに至るアメリカ現代美術を、ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズらとの関わりを交えて振り返る前半、映画・音楽制作を、イーディ・セジウィック、ボブ・ディラン、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドらとのファクトリーでの狂躁の日々を通して再現する後半まで、息もつかせない。