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書名

スルタンの象と少女

著者
ジャン=リュック・クールクー=著 カンタン・フォコンプレ=絵 前之園望=訳
定価
2,500円+税
判型・造本
菊判、上製、128頁
ISBN
978-4-89257-059-9

奇想天外の大冒険

 

スルタンは、象のタイムマシンに乗って巨人の女の子を探す旅に出ました……

 

本書は、フランスの世界的な野外パフォーマンス集団、ロワイヤル・ド・リュクスの主宰者クールクーが書いた、巨人の女の子と象のタイムマシンに乗ったスルタン一行が、突然、あなたの街に現れるまでのお話です。
1905年のインドから始まる冒険は、いくつもの大陸を横切り、海の底へ、さらに は月へとあなたを連れて行きます。冒険のたどりつく先は、フランスのナント、あの空想科学小説家、ジュール・ヴェルヌの生まれた街です。
そして、ある朝、突然、巨大な少女が街に降りてきます。そして、スルタン一行を乗せた、ビルの4階にも達する巨大な象のタイムマシンの登場。その瞬間から、街の空気は一変し、見慣れた街は、賛嘆と歓声の渦巻く別世界になりました。ロワイヤル・ド・リュクスの代表演目『スルタンの象と少女』の始まりです。数日間にわたって繰り広げられる、この壮大なスペクタル・パフォーマンスの全貌を見たひとは誰もいません。それでも街の住民は、街が変わったこと、自分が変わったことを肌で感じています。そして、少女も象も、忘れることのできない記憶となって語り継がれていくのです。

 

見慣れた街を見知らぬ世界に変えるロワイヤル・ド・リュクス。
そして、見知らぬ世界は、時空を旅する冒険の世界につながっているのです。


著者紹介
ジャン=リュック・クールクー(Jean-Luc Courcoult)は、幼いころから、ジュール・ヴェルヌの空想科学小説やジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』を耽読していました。1979年より、ロワイヤル・ド・リュクスを主宰し、さまざまなインスタレーションやスペクタクルを企画・制作。フランスをはじめヨーロッパ各地、南米、中国、オセアニア、アジア諸国など、30年間で50カ国以上で公演してきました。無料公開を信条とするロワイヤル・ド・リュクスの公演を実現するために、市町村などの自治体や国が協力しています。町の人々や風景までも、そのままパフォーマンスの一部に見立ててしまうようなロワイヤル・ド・リュクスの壮大な世界観は、クールクーの描き出す魅惑的な物語とともに、 大人や子どもを問わず、多くの人々を魅了し、夢中にさせ、虜にしています。

クールクーは、あるインタビューのなかで、「確かに僕は『68年の子供』だけれども──でも、68年5月のとき、僕はたったの12歳だった」と、フランス5月革命 との微妙な距離感に言及しています。また、野外での無料公開については、「野外には詩的な偶然があります」、「お金のないリオの少年がショーを見て笑ってる、それを見ると僕は幸福なんです」と答えています。

 

イラストレーター紹介
カンタン・フォコンプレ(Quentin Faucompre)は、ジュール・ヴェルヌの小説とサイエンス・フィクションのあいだで、夢のような景色とキャラクターを、すこ し風変わりでリアルな想像をしながら、このお話に絵をつけました。まるで、遠くまで見ることができる巨人の少女の目を通して、すべてを見たかのようです。 すべてがふさわしい場所におさまっているのに、まるでちがっています! この本の絵を描くにあたって、カンタンは『プチ・ジュルナル』紙のおおげさなリトグラフと、少年のころ、とても影響を受けたロワイヤル・ド・リュクスの世界からインスピレーションを得ました。そのころからロワイヤル・ド・リュクスのパフォーマンスは、何度見ても飽きることのない、想像力豊かな世界でした。そういうわけで『スルタンの象と少女』は、カンタンにとってロワイヤル・ド・リュクスの世界に敬意をあらわし、絵によってパフォーマンスの新しい味わい方を提案するよい機会となりました。

1979年生まれ。ナント在住。2002年にナント市美術大学でDNSEP(修士号に相 当)を取得。2003年から、ロサンジェルス、アムステルダム、パリ、レンヌなど、フランスだけでなく、海外で様々な展覧会に参加。また、『狩り、釣り、自然と伝統』などの単行本も出版。芸術誌をはじめ多くの雑誌にも作品を掲載しています。第6回(2007年度)ナント市造形芸術賞受賞。

 

ロワイヤル・ド・リュクス(Royal de Luxe)
1979年にジャン=リュック・クールクー(Jean-Luc Courcoult)が南仏・エクサンプロヴァンスに設立した野外パフォーマンス集団。創立以来、フランス国内は もちろん、世界各地(フランス、ベルギー、イギリス、アイスランド、チリ、 オーストラリア、ドイツなど)でインスタレーションや『空から落ちてきた巨人』『キリンを狩る者たち』『スルタンの象と少女』など壮大なスペクタル・パフォーマンスを、無料公開を信条として公演しています。

 

DVD『スルタンの象と少女』発売中!
ロワイヤル・ド・リュクス
発売元:コロムビアミュージックエンタテインメント

http://columbia.jp/prod-info/COBM-5628/

 

YouTubeで大ブレイク!
The Little Girl Giant
http://www.youtube.com/watch?v=qBXr15K2uSc
再生回数 2,727,889回(2010.5.6現在)

 

mixiコミュニティ
サルタンの象
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1244682

ロワイヤル・ドゥ・リュクス
http://mixi.jp/view_community.pl?id=850329

la MACHINE [ ラ・マシン ]
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3784462

ジュール・ヴェルヌ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=26843

 

ロワイヤル・ド・リュクス公式サイト
http://www.royal-de-luxe.com/

 

ラ・マシーン (La Machine)公式サイト
http://lamachine.fr/

 

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象と少女がやってくる?!

 

夢かもしれない。

夢じゃないかもしれない。

 

何かロワイヤル・ド・リュクスについての情報・アイデアがありましたら、小社までご連絡ください。

 

連絡先

ken.bunyu◎gmail.com

(迷惑メール防止のため、「@」を「◎」と表示しています)

 

著者詳細

ジャン=リュック・クールクー(Jean-Luc Courcoult)
1955年生まれ。1979年より、ロワイヤル・ド・リュクスを主宰し、さまざまなインスタレーションやスペクタクルを企画・制作。フランスをはじめヨーロッパ各地、南米、中国、オセアニア、アジア諸国など、30年間で50カ国以上で公演。

書評一覧

◆産経新聞2010年6月27日(日)

産経新聞2010年6月27日(日)に、「スルタンの象と少女」の書評が掲載されました。

南仏が拠点の劇団「ロワイヤル・ド・リュクス」主宰、ジャン=リュック・クールクーによる奇想天外な冒険小説『スルタンの象と少女』が文遊社から刊行された。同著は、劇団の代表的パフォーマンス(同タイトル)の前編ともいえる物語。パフォーマンスは日本“未上陸”だが、一足早く冒険世界の一端を楽しめる。

◆朝日小学生新聞2010年6月26日(土)

朝日小学生新聞2010年6月26日(土)に、「スルタンの象と少女」の書評が掲載されました。

フランスの野外パフォーマンス集団、ロワイヤル・ド・リュクスの主宰者が書いた、とっても不思議な物語です。

◆ミュージック・マガジン2010年7月号

ミュージック・マガジン2010年7月号に、「スルタンの象と少女」の書評が掲載されました。

◆毎日新聞2011年3月6日(日)

毎日新聞2011年3月6日(日)「今週の本棚」に、「スルタンの象と少女」の書評が掲載されました。