「忘れないで、これが、わたしたちが長らく待ち続けた最後の時だということを」
世界の終わりを告げる声、
そして「屋敷」は新しい世界への方舟となる――
傑作長篇、待望の本邦初訳。
装幀 黒洲零
(2016年1月5日発売)
シャーリイ・ジャクスン(Shirley Jackson 1916-1965)
1916年、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。シラキュース大学を卒業。1940年、評論家のスタンリー・エドガー・ハイマンと結婚。1948年、『ニューヨーカー』誌に発表した傑作短篇「くじ」がセンセーショナルな反響を呼ぶ。著書に『丘の屋敷』(1959)、『ずっとお城で暮らしてる』(1962)など。1965年没。
翻訳 渡辺庸子
1965年、東京都生まれ。法政大学文学部日本文学科(通信課程)卒業。 訳書にシャーリイ・ジャクスン『丘の屋敷』(『たたり』改題)、ケイト・トンプソン『時間のない国で』三部作、少女探偵ナンシー・ドルー・シリーズ、 ジェラルド・ペティヴィッチ『謀殺の星条旗』ほか。