こんな寂しい終わり方が来るとは思わなかったーー
妻を看取ったあと、探し求めた終の住処には、
海の見える風景があった
愛犬との静かな生活のなかで綴った、
日々の暮らしのこと、好きなもの嫌いなもの、本当は伝えたかった思い、ふと蘇る記憶……
待望の書き下ろしエッセイ、三十篇
「数々の失敗があった。後悔することばかりだ。自分がしてきたことはなんてちっぽけなことだったろう。不完全なものばかりだ。妥協してしまった。言い訳を言いたくなる。それが実力だったのだ。……ごめんとありがとうしか言葉はない。」(本書より)
写真 早川義夫
12月中旬発売予定
*好評既刊*
早川義夫=著
一九六八年から一九七二年に綴られた名エッセイの復刊。歌とは何か、高田渡、岡林信康、はっぴいえんど……若き日の著者が音楽観を率直に綴る。
初単行本化エッセイ七篇、貴重な写真を追加収録。
早川義夫
一九四七年東京生まれ。和光大学人間関係学科中退。元歌手、元書店主、再び歌手、歌ったり書いたり休んだり。アルバムに『この世で一番キレイなもの』『恥ずかしい僕の人生』『歌は歌のないところから聴こえてくる』『 I LOVE HONZI』。著書に『ラブ・ゼネレーション』『ぼくは本屋のおやじさん』『たましいの場所』『生きがいは愛しあうことだけ』『心が見えてくるまで』『女ともだち』などがある。