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書名

緑の光線

著者
ジュール・ヴェルヌ=著 中村三郎・小高美保=訳
定価
2,700円+税
判型・造本
四六判、並製、336頁、イラスト入り
ISBN
978-4-89257-107-7

水平線に沈む夕陽が最後に放つ、
翡翠のような光を探して、島から島へ―

ヴェルヌ、異色の恋物語『緑の光線』(中村三郎訳)に、幻の初期短編『メキシコの悲劇』(小高美保訳)を併録。

書容設計 羽良多平吉

Léon Benett、Jules-Descartes Fératによるオリジナル挿画50点を収録。

 

(2014年7月30日発売)

 

著者詳細

ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)

1828年、フランス・ナントに生まれる。子供の頃から冒険小説や旅行記に親しむ。法律の勉強のためパリに下宿している頃、アレクサンドル・デュマ父子と出会い、劇作家を志す。1851年、「家庭博物館」誌に短篇「メキシコの悲劇」を発表し、小説の執筆に取り組む。1863年に刊行した冒険小説『気球に乗って五週間』が大評判となり流行作家となる。『海底二万里』『八十日間世界一周』『月世界へ行く』など科学冒険小説の傑作を生涯に渡って発表した。H・G=ウェルズに並ぶSFの始祖として知られ、その作品は多くの人に愛され、読み継がれている。1905年没。

[翻訳]

中村三郎  1929年、山梨県生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学名誉教授。主な訳書に、アルベレス『サンテグジュペリ』(水声社)、ダニエルソン『タヒチのゴーギャン』(美術公論社)など。

小高美保  明治学院大学仏文学科卒業。アテネフランセにてディプローム取得。訳書にモーリス・ルブラン『白鳥の首のエディス』(岩崎書店)、『戯曲アルセーヌ・ルパン』(論創社)、ピエール・シニアック『リュジュ・アンフェルマンとラ・クロデュック』(論創社)など。

 

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