新刊・近刊案内



【好評発売中】
私 まるごとエッセイ

畑中純著

●四六版、上製
●定価 3,000円

畑中ワールドを形作る色鮮やかな断片の数々……吉田戦車
宮沢賢治、プレスリー、伊藤整、深沢七郎、高倉健、小林旭、つげ義春、水木しげる、谷岡ヤスジ、青木雄二、村松友視、山口昌男、温泉、新しき村、庭、海、家族、貸本、故郷、任侠、青春、猫、狸、河童、月、映画、カブトガニ、バナナの叩き売り、戦後マンガ論、桑田佳祐……etc.

さまざまな対象を自在に行き来し、ときに鋭く、
ときに切なく、ぎらっと光る言葉の乱反射!



【好評発売中】
新装改訂版 だれにでもできるガラス工芸

由水常雄著

●AB版、上製
●定価 3,000円

光の芸術……ガラスを手作りで!

〜元NHK趣味百科講師が初心者に贈る本格的技法書〜
ガラス器への絵付けから、カット、グラヴィールなどの彫刻技術、ガラス粉やガラス片を型に入れて焼成し、思いどおりの造形表現を行なうパート・ド・ヴェールの技法まで。
ガラス工芸家でもあり、美術史家でもある著者が、手軽で多彩な技法をわかりやすく解説。

小社ロングセラーが、装いを新たに新登場です。



【好評発売中】
ニコ・ピロスマニ 1862-1918

ニコ・ピロスマニ画集

●カラー図版189点収録
●主要展覧会履歴、ピロスマニ略年譜収録
●A4版、上製、248ページ
●定価 5,800円


〜孤高の画家をめぐる15エッセイ〜
あがた森魚/池内 紀/小栗康平/児島康宏/小宮山量平/スズキコージ/谷川晃一/寺村摩耶子/はらだたけひで/堀内誠一/南 椌椌/森口陽/山口昌男/四方田犬彦/ルイ・アラゴン


【好評発売中】

版画――進化する技法と表現

●A4版、上製、156ページ
●定価 3,800円

日本図書館協会選定図書

監修=佐川美智子(町田市立国際版画美術館学芸員)
編集=岡部万穂
技術指導・制作=後藤英彦(木版画)/重野克明(銅版画)/楚山俊雄(写真を使った銅版画)/石橋泰敏(リトグラフ)/マツモトヨーコ(リトグラフ)/松村 宏(スクリーンプリント)

【内容】
ヴィジュアルで追う、制作手順とテクニック
――木版画、銅版画、リトグラフ、スクリーンプリント――
●4版式の基本としくみをわかりやすく紹介
●実制作の作業工程から、道具や素材の選択、作家独自のテクニックまでを完全網羅
●解説「版画の魅力」佐川美智子(町田市立国際版画美術館学芸員)


プロの制作現場を徹底取材した、初心者にもよくわかる版画技法書です。


【好評発売中】

生き方の原則 ──魂は売らない

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 著 山口晃訳

●英語原文収録
●全書版、上製
●定価 1,600円



自由に生きる。
これも、マイ・プリンシプル

ガンディー、キング牧師、ケネディー、マンデラたちも読んでいた。
今こそ、ソロー。

新訳・ソロー・コレクション第2弾

 ナチュラリスト、エコロジストの先駆者として知られるソローの作品は、トルストイ、マンデラ、J・F・ケネディ、フランクロイド・ライト、レイチェル・カーソン、アーネスト・シートン、ジョン・ミューア、ゲーリー・スナイダーなど、分野を越えた様々なリーダーに強い影響を与え、読み継がれてきた。
 ソローは、『森の生活』で、シンプルで、お金のかからない生活の可能性を示し、奴隷制反対運動では、個人の勇気ある行動が、世界を動かすことを実践してみせた。当時のアメリカの講演文化の中で生まれた本書では、人間が尊厳を持って生きることの大切さを説く。

【著者略歴】
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
1817〜1862。アメリカ・ボストン近郊に生まれる。詩人、作家、思想家、ナチュラリストなど多彩な顔を持つ。学生時代から、古典ギリシャ・ローマ、中世ヨーロッパの文学を深く愛し、また、東洋思想にも興味を持つ。自らの実践と観察、思索から生みだされた『森の生活』『メインの森』『一市民の反抗』『生き方の原則』「散歩」など数多くの著作のほか、アメリカ先住民や考古学・民俗学・博物学への関心を深め、最晩年まで続く膨大な日記に書き記す。一日一日を何よりも大切に生きた彼の生涯とその著作は、自らの生活を意義あるものとして生きようとする現代の人々に、静かに力強く応えてくれる。


【好評発売中】

大審問官 ──自由なき楽園の支配者
ドストエフスキー 著 秋津太郎訳

●ロシア語原文収録
●全書版、上製
●定価 1,700円


気がつけば、奴隷。
人はもっと自由に生きられるはずだ。
私の《自由》は、私の自由。

世界文学における最高傑作『カラマーゾフの兄弟』。
なかでも『大審問官』の章は、宗教とは何か、自由とは何か、権力とは何かを考
えるとき、必読の書とされてきた。

解説『大審問官の大問題』──松岡正剛 ロシア語原文収録 新訳

「大審問官の話は、世界文学における最高傑作の一つであり、どれほど賞賛しても賞賛しすぎることはない」(フロイト)
「詩劇『大審問官』は、ドストエフスキーの思想の精髄であり、現代における権力と自由の問題を照明する予言的なひびきをさえもっている。」
(江川卓)


【好評発売中】

マン・レイ自伝 セルフ・ポートレイト 
マン・レイ 著 千葉成夫訳

●写真図版多数収録
●四六版、上製
●定価 3,800円

「わたしは事実、もうひとりのレオナルド・ダ・ヴィンチであったのだ......」
マン・レイの真実が、自身の言葉で綴られる、決定版自伝。ピカソ、デュシャン、ダリ、モンパルナスのキキ、ブルトンなど、ダダ、シュルレアリスム、エコール・ド・パリの俊英のさまざまなエピソードがちりばめられている。
原書版に100点あまりの図版を追補し、「アングルのヴァイオリン」「ガラスの涙」から、ジェイムズ・ジョイス、ジャン・コクトーらの肖像写真、1930年代の『ハーパース・バザー』を飾ったモード写真、絵画作品・オブジェまで、多彩な活動を概観する。


【著者略歴】
マン・レイ(Man Ray) 
1890年、フィラデルフィアに生まれる。マルセル・デュシャンらとともに、ニューヨーク・ダダの先駆的な画家として頭角を現す。1921年に渡仏。ダダ、シュルレアリスム運動に関わり、ブルトン、エリュアール、ツァラ、ピカソ、ダリ、エルンストらと交流を結ぶ。写真家としての活動も開始し、レイヨグラフ、ソラリゼーションなどさまざまな実験的な手法を編み出す一方、『ハーパース・バザー』などの雑誌を舞台に、伝説的なアートディレクター、アレクセイ・ブロドヴィッチとともにモード写真の礎を築いた。1976年没。


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