【新刊】発売中

サン=ジェルマン=デ=プレ入門
ボリス・ヴィアン 著
浜本正文 訳
ISBN 4-89257-046-X
B5変形判/並製/写真・図版多数収載/304頁/本体価格3200円


胸躍りまくる時代の証言! ...サルトル、ボーヴォワール、カミュ、メルロ=ポンティ、コクトー、ピカソ、クノー、プレヴェール、ツァラ、ブルトン、アルトー、ジュネ、グレコ、バディム、エリントン、マイルス...そしてヴィアン!
総勢500名にも及ぶ有名・無名の登場人物とともに、戦後のパリを彩ったサン=ジェルマン=デ=プレの狂躁の日々が甦る!!
パリとシネマと文学と、ジャズとハチャメチャ・ダンスと、(若い女の子と...)
その他モロモロを愛する人のための痛快タウン・ガイド!
  • 目次

    校訂者序文
    序文

    導入部
     i. 地理的条件
     ii. 住民
     iii. 経済的発展

    第一章 事実と神話
     i. 伝説的な事実と伝説的な神話
       序
       伝説的な事実
       伝説的な神話
     ii. 本当の事実と神話
       前史
       古代
       現代

    第二章 詩華集と名士

    第三章 街路

    第四章 薬量学と用法
     サン=ジェルマン=デ=プレ族の教理問答集

    校訂者あとがき
    訳者あとがき
    人名索引

  • 著者紹介:
    ボリス・ヴィアン( Boris Vian )
    1920年、パリ郊外に生まれる。
    エンジニア、小説家、詩人、劇作家、翻訳家、作詞・作曲家、ジャズ・トランペッター、歌手、俳優、ジャズ評論家など、多くの分野で特異な才能を発揮した稀代のマルチ・アーチスト。
    第二次大戦直後、パリの知的・文化的中心地として殷賑を極めたサン=ジェルマン=デ=プレの穴倉酒場でトランペットを吹き鳴らし、一躍時代の寵児となるも、1946年に発表した偽訳小説『墓に唾をかけろ』がスキャンダルを招き、以後、正当な作家としての評価を得られぬまま、1959年に39歳でこの世を去る。
    死後数年してようやくその著作が再評価されはじめ、1960年代後半には若者たちの間で爆発的なヴィアン・ブームが起こる。
    著書に『日々の泡』『北京の秋』『心臓拔き』などがある。

  • 訳者紹介:
    浜本正文(はまもと・まさふみ)
    1941年、山口県生まれ。京都大学文学部仏文科卒業。愛知大学教授。