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書名

絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ2 

宣伝的人間の研究 ヒットラー

著者
草森紳一=著
定価
3,000円+税
判型・造本
四六判、424頁、巻頭口絵32頁
ISBN
978-4-89257-122-0

「研究書でありながら興味がつきないのは、ナチスの卓抜な宣伝戦略とレトリックに立ち会える一方で、ごく身近な人間認識ともかさなり合ってくるからだろう。時代と国をちがえても、誰もが小ゲッベルス、小ヒトラーと遭遇する――あるいは、現に対面している。ひとたび体制がととのうやいなや、人はなんといそいそと変質していくことだろう!」」池内紀(本書解説より) 

 

世論は「つくりあげる」ものである――

『わが闘争』、メディア戦術、ヒトラー・ユーゲント……巧妙な大衆操作により自己を伝説化し、少年たちに銃をとらせた「宣伝的人間」ヒットラーの正体に迫る。

 

池内紀氏(ドイツ文学者、エッセイスト)による書き下ろし解説「色男と制服」を収録。

木村恒久氏(デザイナー)との対談を収録。

 

万巻の書を博捜し、多岐にわたるジャンルを自在に越境した著者による、ナチス研究『絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ』シリーズ

 

1 宣伝的人間の研究 ゲッベルス 解説 片山杜秀  2015年7月発売

3 煽動の方法     近刊

4 文化の利用     近刊

 

装幀 加藤賢策(LABORATORIES)

 

(2015年12月7日発売)

著者詳細

草森紳一

1938年、北海道生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒。編集者を経て文筆家に。 1973年、『江戸のデザイン』(駸々堂出版)で毎日出版文化賞受賞。ライフ ワークである李賀、副島種臣から、デザイン、絵画、写真、広告、建築、マンガまで、さまざまな分野を跨ぎ、先駆的な著作を著した。 2008年3月歿。著書に『ナンセンスの練習』(晶文社)、『見立て狂い』(フィルムアート社)、『荷風の永代橋』(青土社)、『随筆 本が崩れる』(文春新書)、『中国文化大 革命の大宣伝 上下巻』(芸術新聞社)、『李賀 垂翅の客』(芸術新聞社)など多数。

 

 

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