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書名

殺意

著者
ジム・トンプスン=著 田村義進=訳
定価
2,500円+税
判型・造本
四六判変形、並製、288頁
ISBN
978-4-89257-143-5

悪意渦巻く海辺の町ーー

トンプスン・ノワール、

鮮烈な傑作

 

本邦初訳

 

解説 中条省平

 

罪悪の世界でがんじがらめになっていることを自覚し、虚ろな笑いのなかでそんな運命のなりゆきに自分をゆだねる人間。それがジム・トンプスン的な究極の人間の姿なのだ。(中条省平 本書解説)

 

装幀 黒洲零

 

(2018年3月30日発売)

 

*好評既刊*

天国の南

ジム・トンプスン=著 小林宏明=訳

'20年代のテキサスの西端は、 タフな世界だった―― パイプライン工事に流れ込む 放浪者、浮浪者、そして前科者……

解説 滝本誠

 

ドクター・マーフィー

ジム・トンプスン=著 高山真由美=訳

アルコール専門療養所の長い一日

”酒浸り(ウェット)”な患者と危険なナース

マーフィーの治療のゆくえは――

解説 霜月蒼

 

 

 

 

著者詳細

ジム・トンプスン(Jim Thompson 1906-1977)

1906年、アメリカ・オクラホマ州生まれ。油田労働者、ベルボーイ など、職業を転々とする。1942年、初の長篇を出版。1949年、初の 犯罪小説『取るに足りない殺人』を発表する。『おれの中の殺し屋』 (1952)など、ペイパーバック・オリジナルで作品を次々に発表する。 『現金に体を張れ』『突撃』(スタンリー・キューブリック監督作品) の脚本に参加。1977年没。

 

翻訳 田村義進

1950年、大阪生まれ。金沢大学法文学部中退。日本ユニ・エージェンシー翻訳ワークショップ講師。訳書にミック・ヘロン『死んだライオン』、アガサ・クリスティー『ゴルフ場殺人事件』(早川書房)、スティーヴン・キング『書くことについて』(小学館)、ジェイムズ・エルロイ『アメリカン・タブロイド』(文藝春秋)など。

 

書評一覧

『ダ・ヴィンチ』(6月号)「注目の新刊情報」、日刊ゲンダイ「今日の新刊」(5/9)、『本の雑誌』6月号(評者:♪akira氏)、『ミステリマガジン』(7月号)(評者:若林踏氏)、翻訳ミステリー大賞シンジケートで紹介されました(評者:ストラングル・成田氏佐竹裕氏)。 『ナンクロメイト』(9月号)で書評掲載されました。(評者:牧眞司氏)
『2019年このミステリーがすごい』の「マイベストシックス」で遊井かなめ氏の1位に選出されました。